基板設計の流れ
1
見積もり・基板仕様確認
新規設計案件のお問い合わせをいただいてから概算の見積書をご提出するにあたりヒアリングをいたします。
ヒアリング後3営業日以内に見積書を提出いたします。
2
受注・設計最終資料確認
設計資料のご支給をいただき、その資料に沿って設計を進めさせていただきます。
また、お客様指定のロゴマーク等の記載が必要な場合、データの支給をお願いいたします。
3
部品登録
部品表をもとに、社内の部品登録データに検索をかけ、登録の有無を調べます。
データ登録がない場合は部品メーカーのカタログをもとに基板設計に必要な部品情報(フットプリントなど)を登録します。
また、お客様指定の仕様での部品登録も可能です。
4
NETリスト読み込み設計ルール設定
ご支給いただいたNETリストを読み込みます。
部品配置禁止エリア、配線禁止エリア、部品高さ制限など設計ルールを設定します。
5
部品配置
基板のサイズ内に部品を配置していきます。位置指定がある部品は指定位置に配置固定します。
それ以外の部品は結線情報をもとに配線をしやすい位置、電気的特性、実装利便性などを考慮しながら配置していきます。
案件によっては基板サイズに部品が収まりきらないケースもあります。
そういった場合には基板の大きさ、層数の変更や部品サイズの変更など、基板を搭載する装置・機器内のスペースに納められるようにご相談、ご提案をさせていただきます。
6
部品配置図提出・確認・承認
部品配置の作業完了後、部品配置図を提出させていただきます。
確認、承認をいただきます。
お客様
部品配置をご確認いただき、変更点が御座いましたらご指示をお願いいたします。
7
配線
結線情報をもとに配線作業をしていきます。配線の太さ、必要な電気的特性を損なわないように配線をしていきます。
部品の数、結線情報の量が多いほど複雑となり、基板の層数も必要となります。
可能な限りシンプルな配線をしていくことが経験の差であり、基板のトラブルを減らす技術となってきます。
8
社内チェック
- デザインルールチェック(配置、配線、シルク、レジスト、メタルマスク)
- 接続NETコンペアチェック
- 部品ライブラリチェック
お客様指定の仕様との照合など不備がないか第三者の設計者が確認します。
9
校正図提出・確認・承認
お客様に最終確認をしていただきます。
パターン配線の引き回し、 部品位置の変更したほうが良いなどの要望が御座いましたら修正し、校了となります。
お客様
最終確認、必要に応じてお打ち合わせ
検図データ提出物
PDF、ガーバーデータ、CADデータ(PADS PCBデータ)など、お客様のニーズに合わせて提出をいたします。
10
納品
設計のみご依頼の場合
基板作成用データ(ガーバーデータ)や部品実装用データをお客様にご提出します。
基板製作までご依頼の場合
基板の仕様、納期、数量、リピートの有無など、条件のあった協力メーカーにて基板製作し、生基板を納品いたします。
基板実装までご依頼の場合
基板製作までご依頼の場合と同様に基板製作し、部品の種類、数量、リピートの有無、納期など、条件のあった協力メーカーにて基板実装し、部品実装基板を納品いたします。
実装部品の部品購入は、弊社にて可能です。
また、お客様が購入されました部品の支給(一部を含む)していただくことも対応可能です。